仕事の取り方

派遣会社って正直どう?成長できる?WEBデザイナー派遣のリアル

   こんにちは。こんぶだし茶です。

このブログでは、ウェブデザイナーのフリーランス2年目の方が、

マネーリテラシーを高め、豊かに生活してもらうための情報を提供しています。

ところで、WEBデザイナーのフリーランス生活は収入が不安定になりやすいと感じていませんか?

フリーランスの人には生活を安定させるため、派遣会社を活用することを考える人がいます。

このページをお読みになっているあなたも、そうかもしれません。

 

そもそも、ウェブデザイン業界の仕事は2月と8月に暇になることが多いです。

この時期は業界の仕事全体が減っているので、外的な要因として仕方がない部分があるかもしれません。

自分のせいではないので、仕方がない部分はあります。

しかし、長年にわたって仕事を続けているフリーランスの人は、仕事が少ない時にセミナーを開催したり、書籍を書いたりと、収入に波がないように工夫をしています。

長く続けていくのであれば、収入が入ってこない時期について、何も対策をしないことは黄色信号です。

 

また、フリーランスの人によっては、収入が低い時期に派遣会社を使って収入を得ようとする方もいます。

派遣で仕事をする人は、単に収入を得る以外にもいろんな目的をもって派遣会社を選んでいます。

たとえば、
「私は生活の質を大事にしたいので仕事をする時間が決まっていた方がいいです」
「業界未経験がないので経験させてくれるところに行きたいです」
「どんどん成長するために、いろんな職場を経験したいです」
といった理由です。

そこで、この記事では、派遣を検討中のフリーランスの方に、「派遣ってどうなの?」ということをお話しします。

この記事を読むと、派遣のリアルな姿がわかり、派遣のお仕事を選択する場合に、何を気を付ければいいかが分かります。

なお、この記事はフリーランス18年目のこんぶだし茶が、自身や友人知人の知見をもとにご説明します。

具体的な派遣会社の情報を知りたいという方は、【Webデザイナー向け】ネットからウェブ制作案件を探す方法のすべてという記事を公開していますので、

そちらも参考にしてください。

WEBデザインの派遣の仕事いろいろ

大手企業をはじめ、いろんな会社の仕事を経験できるのは派遣の仕事の魅力だと思います。

WEBデザインの仕事として募集されていても、入ってみたら違う仕事だったというのはよくあることです。

そこで、「WEBデザイン業務」として派遣の募集があったお仕事で、働き始めた後、実際に担当されるかもしれない仕事について解説します。

WEBデザイン

やりたい人が多い、人気の仕事です。

おもにPhotoShopやIllustratorを使ってWEBサイトのデザインを作り上げます。

WEBデザインの良し悪しが売上やブランドイメージを左右するため、情報を正しく意図通りに伝える技術が求められます。

世間的には、まだ「WEBデザインって仕事は絵描きの延長みたいな芸術的なことやっているんでしょう?」と言われることがあります。

しかしWEBデザインの仕事は商業の目的に合わせて、どれだけ知名度を上げ、どれだけの収益をあげられるかを追求する仕事です。

なので、WEBの仕組みだけではなく、クライアントの業界知識や、マーケティングなど、いろんな知識が求められます。

WEBデザインの業務は分業されることが多く、WEBデザイナーの中にはWEBデザインのみをやって、次に紹介するコーディングやライティングを担当しない人もいます。

しかし、多くの中小企業では、WEBデザインだけでなくコーディングやライティングもすべて掛け持ちする人が多いのが実態です。

コーディング

ウェブサイトはHTMLというインターネット用の言語で表記されるので、出来上がったWEBデザインをHTMLに変換してはじめてブラウザで表示することができます。

WEBデザインの案件は、ページ数が多かったり、LPなど表現に高度なスキルを求めるものがあります。

とてもWEBデザイナー一人ではできないような量を涼しい顔でこなしている、すごい人がごろごろしています。

そんなスピードで仕事をしていくには、専門のスキルが必要です。

そんな専門のスキルを持っている人が、コーダーと呼ばれる、コーディングを専門に請け負う人です。

コーダーに求められるのは、コーディングに関する専門的な知識とスピード、出来上がりのソースコードの美しさです。

コーダーは、HTMLだけでなく、CSSやJavaScriptを記載する人がほとんどです。

HTML、CSS、JavaScriptはどんどんバージョンアップされていくため、常に学習を続ける必要があります。

最低限HTMLとCSSは必要であり、CSSをガチャガチャに書いてしまうと低い評価を受けてしまいます。

速く、美しく書く必要があります。

ライティング

ライターは文章を考える仕事をします。

長文の文章を考えることもあれば、短いコピーを考える人もいます。

昔はコピーだけを書いて大金持ちになる人がいたそうですが、今の時代にはコピーだけを専門にする人はいません。

たいていのライターはコピーも文章も書いています。

コピーや文章はマーケティングにとって最も重要な要素です。

そのため、本当は商品を販売するクライアントが自ら考えることが理想です。

ある程度大きな規模のプロジェクトだと、クライアントが文章を提供してくれます。

しかし、予算が安いウェブサイトだと、コピーや文章作成を派遣でも担当することができるかもしれません。

ライティングスキルで大幅な時給アップを期待するのは難しいです。

しかし、自分でコンテンツを作ってみたいと考えている人には、決して無駄な経験にはなりません。

画像作成

WEBデザインっぽい仕事ですが、派遣で任せてもらえる画像作成の仕事では、なかなかデザインの仕事はもらえません。

純粋なデザイン業務ではなく、画像のサイズをリサイズしたり、はみ出ているところをカットしたり。

表示されている商品の値段を差し替えたりといった単調な仕事を任されることが多いです。

一方で、広告バナーやブログ内の画像作成といったデザインスキルを高められる事もあります。

この仕事は楽しいです。

バナー作成の仕事を続けているとデザインのスキルが上がっていくので、派遣の仕事でお勧めする仕事の一つです。

後の実績として加えることもできます。

ただし、後にも書いていますが、ポートフォリオに実績として載せる前に、必ず載せていいかを派遣先と派遣元に確認しましょう。

写真撮影

WEB業界では商材の写真を撮ることが多く、アパレルや雑貨の会社だと社内のスタッフがモデルとなって撮影をすることもあります。

写真撮影の経験を増やすことは、WEBデザイナーにとっては大幅な時給アップにはつながりません。

しかし、写真撮影は奥が深く楽しいです。

将来、自分で商品を作ったときの撮影にも役立ちます。

それだけでなく、日常生活でスマートフォンで撮影するときの役もたちます。

個人的には写真撮影の現場に立ち会う経験はオススメしたいです。

ただし、写真撮影や動画撮影は厳しいものもあるので、気を付けてください。

チェックが厳しい案件では何回も撮影をやり直すことになるので、そのようなお仕事には注意したいです。

データの保存にも気を使います。うっかりSDカードのデータを飛ばしてしまうと納品事故につながる可能性があります。

ディレクション業務

WEBサイトでは、WEBデザイン、コーディング、ライティング、写真撮影など多くの人がかかわります。

多くの人のスケジュールをとりまとめる人が必要となります。

とりまとめ役となるのがディレクターです。

ディレクターは制作側の図家ジュール調整だけではなく、クライアント側のスケジュール調整も行います。

たとえばクライアントから素材提供を受けるときは提供のスケジュール管理をし、データの確認もします。

クライアントからWEBサイトの機能やデザインについての希望を聞くのもディレクターの仕事です。

ディレクターの仕事は、トータルコーディネートをしてWEBサイトを完成まで導く仕事なのです。

気遣いがもとめられます。

誰にでもできるものではありません。

機能していない人もいます。

一方で、こまやかに調整ができる人は重宝されます。

フリーランスでディレクター専業で仕事をする方もいます。

仕事ができる人も仕事ができない人にも仕事がたくさんあるのが、ディレクターという職業です。

途切れなく仕事ががある反面、いわゆる「ハードワーカー」の人が多いです。

既存サイトの保守運用

ウェブサイトは作って終わりではなく、使ってもらわなければいけません。

お客さんを呼び込んで、コンテンツを見せたり、ものを買ってもらったり、問い合わせにつなげます。

使ってもらうことが、ウェブサイトの価値です。

作ったらあとは知らないというウェブ制作会社もいますが、運用してユーザーやクライアントに使ってもらうことの方がずっと大事です。

情報を新しい状態に保つためには更新作業が必要となります。

派遣ではこの更新作業を任されることが多いです。

具体的には、毎月あるキャンペーンの掲載や、ブログの更新などがあります。

ECサイトの商品を追加したり、ひっこめたり、といった仕事もあります。

ほかに、WordPressの更新や動作の確認など目につかない部分の作業も行います。

保守業務は、単調な仕事が多く、長くやっても経験に結びつきにくい仕事がほとんどです。

デザイン業務全般

「WEBデザインといいつつ、派遣として入ってみたら仕事が違った」ということはありがちです。

仕事内容が違うときの代表格が、このデザイン業務全般という仕事です。

WEBデザイン以外にお願いされる仕事は、チラシ・パンフレット、雑誌、パチンコ台、のぼり(旗)、3Dのデザインや、映像編集など多様です。

いろいろな制作に携われるのはよい経験となりますが、

スーパーのチラシ作成など短納期、時間勝負といった仕事もあって、強いストレスを受ける仕事場もあります。

事務仕事

「WEBデザインといいつつ、派遣として入ってみたら仕事が違った」のもう一つの例は、

入ったら事務仕事だったというものです。

たとえばウェブサイトを通じてのお問い合わせ対応や、電話対応、商品の梱包といったお仕事ですが、デザイン業務がほとんどなく、就業内容が事前の説明と

も違うのであれば派遣元に相談して仕事を変えてもらうことをオススメします。

WEBシステム開発

ウェブの仕組みが複雑になると、ウェブデザイン、コーディングといった作業だけでは出来上がらず、プログラムを書く必要があります。

たとえば会員登録が必要なウェブサイトや、クレジットカード決済が必要なウェブサイトなどは、そういったプログラムが必要です。

プログラミングを書く仕事は「ウェブ開発」と呼んでいます。

「ウェブ開発」も派遣で募集がされており、人気です。

「ウェブ開発」は派遣の中では最も時給が高いものの一つです。

人気の言語は、Python、Java、JavaScript、PHP、Rubyといった言語です。

難易度が高いので誰でもできる仕事ではないですが、論理的な思考能力が高い人には向いています。

SEO、リスティング広告出稿、アクセス解析、ABテスト等

SEOやリスティング広告の出稿といった仕事は、集客をするための工夫をする仕事です。

ウェブ上では「何人訪れた」「何人が購入ボタンを押した」といった数字を簡単に集められます。

集めた数字を解析して、より業績や知名度をあげていこうとする仕事です。

たくさんの数字をみて判断するため、数字に強い人が向いています。

プログラミングほど難しいわけではありませんが、業界のやり方が目まぐるしく変わっていくので、常に新しい情報を仕入れる必要があります。

こうした集客に関する仕事は重要度の高い仕事のため、派遣で請け負うにはそれなりの実績が必要となります。

企画提案

商業でのウェブサイトは、目的があって作ります。

「売上を伸ばしたい。」

「お店にもっと人が来るようにしたい」

「キャンペーンを成功させたい。」

といったものです。

そうした目的にあうように、どんなお客さんに来てほしいか、どんな経験をしてほしいかといったデザイン以前の段階から企画を考え、提案するのが企画提案の仕事です。

アイデアが実現する楽しみもありますが、企画の全責任を負うため、責任が重い仕事です。

この企画の仕事をうけるにも実績が必要です。

WEBデザイナー派遣のお仕事情報一覧からわかること

WEBデザイナーが派遣で仕事を探すときは、検索サイトで簡単に探せます。

しかし、目についた仕事にすぐ応募をするのは、私はお勧めしません。

派遣社員として時間を使うのなら、なるべく後につながる時間の使い方をするのがよいでしょう。

そのためには「動いていれば誰でもいい」「面倒で時間ばかり使うことは派遣にやらせておけばいいや」という会社の仕事を選ばないことです。

(もちろん正解の働き方というものはないので、気分を休めるつもりで気楽に楽な仕事をしたいのであれば、それでもいいと思います)

あとから「こんなはずじゃなかった」という仕事の探し方をしないために派遣の求人サイトは注意深く読みましょう。

以下では、WEBデザイナー派遣のお仕事情報一覧から読み取れることについて解説していきます。

「経験不問」の会社が求めていること

未経験からウェブデザイナーの派遣を探すときは、「経験不問」の会社が目に付くかもしれません。

「経験不問」としている会社は、次のような会社かもしれません。

・想定した期間を働いてもらう前に、すぐに人が辞めてしまう、人が根付かない会社である可能性が高い

・派遣として就業してもらった後で、安く正社員を採用したいという意図や予定があるかもしれない。派遣で入った後に、辞められない方向へ話にもっていかれるかもしれない。

・仕事が面白くなく、長時間単純作業をする仕事に就くかもしれない

以上については断定はしませんが、「こんな可能性があります」という話です。

派遣の仕事をする上では、いくらかでも経験を積んでおいて、経験不問ではない職場を選ぶ方が安全ですし、時給もよくなるはずです。

もしも自分に経験が足りないと感じるのであれば、たとえば友人・知人のお店のウェブサイトを作らせてもらう方法もあります。

そうしてポートフォリオを充実させていきましょう。

未経験で就職したことがなくても、やれる範囲でどんどん経験を積んでいくことはできます。

もしも「辞めさせないよ」と言われたときは

「経験不問」の派遣先に入って、すぐに辞めようとすると、「教える時間を投資した分、あなたは来年まで辞めないでほしい」といった主張をされるかもしれません。

どうしても辞めたい時は、「迷惑がかかっちゃうからやめられない」と言いなりになるのではなく、法的にやめらるかどうかを確認してください。

ほとんどのケースは法的にはやめられるはずです。

ですから「自分には弱みがあるからやめられない」と考えずに役場や弁護士等に相談することをオススメします。

無料で相談できるところは多く、たとえば日時は限られますが市区町村の役場を通じて無料相談会などもやっています。

「土日祝休み×残業少なめ」募集のリアル

「土日祝休み×残業少なめ」といった仕事は、裏を返せば「時間はとられるけど責任が少ない」仕事内容です。

この仕事も、電話対応や問い合わせメールへの返信など、経験が蓄積しない可能性があります。

「短期で収入が入ればいい」と割り切って仕事をするにはいいかもしれません。

経験を求めて仕事をするには向いていない応募要件と思われます。

「完全在宅!」「在宅メイン」「在宅多め」実際はどう?

完全在宅は、信ぴょう性が80%くらいでしょうか。

在宅メイン、在宅多めという表現は、信ぴょう性が20%くらいの印象です。

求人情報というものは、全体的にあてになりません。

在宅のお仕事にこだわるのであれば、必ず雇用契約書を確認するようにしてください。

派遣の求人情報にウソがあっても「面接しているときに事情が変わった」などと言い訳できますが、
(本当はだめですが)

雇用契約書には嘘は書けません。

そして、雇用契約を結ぶうえで、「就業場所」は書面に明記することが義務付けられています。

どこで働かせようとしているのかは、雇用契約書を見たらわかります。

雇用契約書に仕事場:「自宅、当社オフィスのいずれか」と書いてあれば、出社させる意図もあるわけで、完全在宅ではないわけです。

雇用契約書に在宅と書いてあって、オフィスで働くことを強要され続けたら、派遣元に相談しましょう。

UI/UXデザインはねらい目

多くのデザイナーがWEBデザイン業務にこだわるためか、UI/UXの仕事にはデザイナーが足りていません。

UI/UXは、おもにアプリケーションでのユーザー体験を上質なものにするために、論理的に画面のデザインを作りこんでいきます。

画面デザインの構成は、WEBデザイナーと似たような論理でつくりあげていくので、UI/UXの仕事をWEBデザイナーが請け負うこともできますが、まったくのデザインの未経験者では難しいです。

UI/UXのお仕事は、デザイン業務の中では給与が高く、お勧めです。

私がもし今20代でデザインの仕事をはじめるなら、ウェブデザインではなくUI/UXに全振りします。

一度実績を積めば、そのあとは派遣でも経験を積んでいける仕事です。

希望の土地で働くのは?

在宅について先ほど紹介しましたが、「地元で働きたい」「家から近いところで働きたい」「あこがれの地で働きたい」「徒歩5分圏内で働きたい」という希望もあると思います。

派遣で、勤務地を限定した働き方はできるのでしょうか?

結論を言うと、東京都内、大阪府内なら希望が叶えやすいです。

一方で、東京・大阪以外の道府県では、募集枠が少ないために難しくなります。

しかし、仕事が全くないわけではありません。

派遣会社によっては全国の紹介をしています。

派遣会社には特徴があり、都市圏の仕事だけにしぼって紹介しているものや、全国の仕事をあつかっているものがあります。

地方で派遣の仕事を探すなら、全国の仕事を取り扱っている派遣会社に登録してください。

それも派遣会社に一社だけ登録するのではなく、複数の派遣会社に登録しておきましょう。

WEBデザイナー派遣の時給について

求人ボックス給料ナビによると派遣の平均時給は1,963円だそうです。

当然かもしれませんが、派遣の給料は東京が一番時給が高いです。

経験が必要とされる仕事だと、時給は上がります。

先ほども紹介したように、UI/UXの仕事はデザイン業務の中でも高めの時給です。

就こうとしている仕事の内容ごとに相場を確認したうえで応募をするようにしてください。

派遣で仕事を開始するまでの準備の仕方

派遣の求人をみたあと、「これはいいな」という仕事に応募をすることになります。

もしくは、派遣会社と面接を済ませておくと、派遣会社の方から希望の仕事に近いものを紹介してくれます。

しかし、その前段階として、派遣の仕事を紹介してもらうには準備が必要です。

以下は、派遣に就く前に準備しておくべき内容について解説します。

派遣会社に登録する

派遣会社を通して働くのは、「派遣会社」「派遣先」「自分」の三者間で契約をすることになります。

まずは派遣会社に登録をする必要があります。

この登録は簡単です。ネットで必要情報を記入すると、派遣会社の担当者から連絡が来ます。

日程を調整して、派遣会社の担当者と面談します。

担当者は美男か美女が出てきます。なぜかは分かりません。

面談では、希望の職種やこれまでの経験を聞かれます。

 

「面談にどんな格好でいったらいいですか」という質問にも答えておきます。

デザイン業務を希望しているのであれば、服装は自由です。スーツでなくてもいいですが、カジュアル服でも落ち着いたものにした方がよいでしょう。

迷うのなら、ジーパンにジャケット、という恰好が無難です。

ちなみに、実際に派遣の仕事をするときにもスーツを着ることはほとんどありません。

学校に行く

派遣会社との面談時に、もしデザイン未経験でデザインスクールにも行ったことがなければ、まずデザインスクールに通うことを勧められるでしょう。

デザインスクールは学費が高いところもありますが、学費の高い低いはあまり関係はありません。
私はスクールに通って友人やアライアンス関係ができたので良かったですが、そういったことに必要性を感じていないのであれば、動画セミナーで十分です。

VRとかXRとかはとりあえず不要なので、そういった不要なものを取り扱っていないカリキュラムがよいです。

デザインスクールに行ったことである程度の評価を受けます。

スクールでは「商業デザインが求めているところ」といった気構えのような話もきけるからです。

デザインスクールに行っていない人は、時に自分の作りたいものを作ろうとします。

これが未経験者の一番迷惑なところです。

スクールに行くと、商業デザインは個人の自己表現の場ではなく、成果を出すことが求められることがわかります。

成果を出すための考え方を学べるのです。

その思考をもっていないと、未経験の人に仕事を依頼しづらいのです。

ポートフォリオを作成する

ポートフォリオを作ることは、派遣の思惟ごとに限らず、デザイナーにとっては一生続けていくことです。

実際は忙しすぎてポートフォリオサイトが休眠している会社やフリーランスもたくさんいます。

しかし、これから新しいところと仕事をしようというときに、どんな会社でも、フリーランスで合っても関係なく、

仕事ができるか、安心して頼めるかをポートフォリオで判断されます。

そのかわり、デザイナーになったら、「大卒」、「高卒」といった学歴を確認されることはなくなります。

エンジニアもそうです。

これらの仕事は、学歴は全く意味がありません。

これから作ったものは、積極的にポートフォリオに載せていきましょう。

なお、お客さんのウェブサイトを実績に載せる場合は、載せてよいかを必ず確認して許可を得たあとで掲載するようにしてください。

5年を超えて続けられないことに注意する

派遣をする上では、必ず将来のことも考えておいてください。

派遣には、期限付き(有期限契約)と期限なし(無期限)とがあります。

長期派遣は3カ月以上ですが、それ以上に勤めることもできます。

有期派遣社員として 5年が経過すると、期限を定めない無期限の派遣契約に変更することができます。

無期限の派遣社員になるメリットは、会社側の都合で「あなた、やめてもらえますか」と言い出しにくくなることです。

これは会社側にとっては都合が悪いので、ほとんどの派遣契約は5年で打ち切られます。

つまり、5年を超えて同じ職場を続けられない。

5年後、派遣を続けたい場合は、転職希望をだして、再度、仕事に応募することになりますが、5年経ったら、自分も5歳の年齢を重ねています。

そして、年を追うごとに派遣では採用されにくくなることを理解しておきましょう。

最終的な働き方は社員か?派遣か?フリーランスか?一度考えてから派遣に就こう

派遣の真実をお伝えすると、派遣とフリーランスを両立することはとても難しいと思ってください。

あくまで2、3カ月間、スポットで派遣の仕事をするのであれば、フリーランスの道に戻れます。

このブログの著者もそうやってみたことがあります。

しかし、半年~1年と続けると、今までフリーランスのあなたに仕事を紹介してくれていた人は、
「この人は仕事を紹介しづらくなったな」と、他の人に仕事を頼むようになります。

紹介してくれる人がいなくなった後にフリーランスに戻ったら、またイチから仕事のルートを開拓しなくてはなりません。

ちょっとのつもりで派遣を初めて、戻れなくなったという人もいます。

フリーランスの生き方が正解だと言いたいのではありません。

どの生き方が自分らしいか、居心地がよいかという話です。

年をとっても派遣を続けるのは難しいですが、スキルを高め続けていけばそれも可能です。

この記事の話とは少しそれますが、派遣から契約社員や正社員となる道もあると思います。

派遣先に、「この人は有能だ」と思われれば「社員にならないか」と打診されるかもしれません。

このブログの読者には、どうか、どのような働き方が理想かをいつも意識して、後悔がないように働いてほしいです。

未経験から派遣を通してWEBの領域にキャリアを広げる方法

このサイトの読者はほとんどがウェブデザインの実務経験者でしょう。

それでも、読者の中には「未経験からWEBの仕事をしたいと思っていて、そのために派遣からキャリアアップしたい」

と思っているかもしれません。

そんな方のために、この記事の後半では、「未経験から自分をアピールする方法」と、さらに一歩進めて「派遣を通じて即戦力となる力をつける方法」を紹介します。

未経験から自分をアピールする方法

派遣で歓迎されるのは実績がある人です。

未経験でも雇ってくれるところは、未経験でもできる仕事がたくさんあるところです。

画像のリサイズやページの更新などの仕事を任されます。

「この範囲以内に収まるように、画像を縮小して」といった仕事です。

誰がやってもできます。そんな仕事をしていると、

「うわー、まだ11時だよ、5時まで長いなー」

という事になります。

それでも実績を増やしていける人は、自分から動ける人です。

「これやっときましょうか?」「これ、こんな風にするとどうですか?」

といった提案をしていければ、「ほかのこともやらせてみようかな」という風になるかもしれません。

派遣で実績を積もうと思ったら、「この人には単純作業をさせておくのは惜しいな」と思ってもらえるように動いてみましょう。

派遣を通じて即戦力となる力をつける方法

画像の置換、URLの置き換えなどの単純作業では実績は生まれません。

でもそれは、「言われたまま普通にやっていれば」の話です。

即戦力となる実力を身に着けたいのであれば、単純作業に腐っている場合ではありません。

そんなダルい場所でも、工夫をすれば「即戦力」と評価されるような実績を作ることもできます。

たとえば、単純作業を任されたときに、PythonやPhotoShopのマクロを覚えて作業を効率化することが可能です。

能力を発揮することで、「なんだよ仕事できるアピールかよ」「時間が余っちゃうと困るだろ」と、疎ましく思う人もいるでしょうが、

繰り返しになりますが、派遣で実績を積もうと思ったら、「この人には単純作業をさせておくのは惜しい」と思わせるのがコツです。

もしそこの派遣を去ることになっても、「Photoshopのマクロが組めるようになりました」といえる経験ができれば、その後は必ず必要とされる人になれます。

マクロを作るのは一例ですが、プログラミングができなかったとしても、積極的に動いて、自分なりの方法で貢献する方法を考えてみて下さい。

まとめ

フリーランスから派遣になるときには、次のことに気を付けていただくと良いでしょう。

  • 経験を作るか、お金を作るかどちら優先かを考える
  • 最終的にどんな働き方が理想か、5年後10年後まで考える
  • ポートフォリオができていなかったら、作る
  • 応募条件や契約内容をよく見ておく
  • 派遣を長く続けるとフリーランスにはもどりづらい

契約までは慎重に話を進めて、それでも仕事を始めた結果、派遣先がどうしても合わないと思ったら、派遣会社に早めに相談するといいでしょう。
ご自身の心を大事にしてください。

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こんぶだし茶

こんぶだし茶といいます。フリーランス歴18年目です。 ウェブデザイン制作を行いつつ、3年前に認定経営革新等支援機関に登録されてからは個人事業主の経営支援を行っています。 このブログでは、ウェブデザイナー2年目以降の人に、フリーランスがお金を残していくための仕事の仕方をお伝えしています。 フリーランスにとって最も大事な「売上をアップさせる方法」のほか、確定申告、フリーランスのための融資、NISA、iDECO、補助金といったことが主な内容です。

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