こんにちは。こんぶだし茶です。
この記事ではフリーランスの力強い味方、クラウド会計ソフトfreeeがどんなに便利で楽にしてくれるツールかをご紹介します。
フリーランスの味方「freee」
freeeというのは、オンラインで使える会計ソフトです。
僕がフリーランスをはじめたときは、会計帳簿をエクセルでつけていました。
銀行口座の通帳を印刷して、レシートを全部感情項目ごとにわけて、エクセルに写して…と(遠い目)。
大変な手作業をしていたのです。
こんな作業をするのは、今の時代にはありえないことです。
本業で経理をやるなら別ですが、仕事の合間にそんなことをやっていたら会計帳簿が嫌いになってもおかしくありません。
僕は経理が嫌いでした。嫌いだから3月まで手を付けないでいて、確定申告の締め切り日(例年3月15日)が近づいてくるのが憂鬱で仕方なかったのです。
税理士に代わりにやってもらおうと、お願いもしてみました。
でも、税理士に依頼したとしても、レシートを整理し、分類する3月の大変さは変わりませんでした。
(しかし税理士は税務調査が入ったときに心強い味方となります。
法人化や節税について助言ももらえます。だからお願いするのが無駄とは言っていません)
そんな私の憂鬱は、freee導入後に吹き飛んだのです。
苦しんできたほとんどの処理が自動化・半自動化され、それまで経理に使っていた時間を休んだり、仕事したりできるようになったのです。
クラウド会計ツールとは
freeeは会計帳簿を記録するソフトです。
会計帳簿を記録するソフトウェアは、昔からあります。
それはパソコンにインストールするタイプのソフトウェアです。
しかし、freeeのようなクラウド会計ツールは、インターネット上にソフトウェアがあります。
クラウド会計ツールは、スマートフォン、タブレット、パソコンから操作が可能です。
パソコンにインストールは不要です。スマートフォンにはアプリをインストールする必要があります
クラウド会計ツールは、毎月(毎年)定額を支払って使うサブスクリプションサービス形式となります。
パソコンにインストールする形式のソフトウェアと違い、クラウド会計ツールは
入力したデータがインターネットのサーバー上に保管されます。
そのため、「うっかりデータをなくしてしまった!」というリスクがほとんどありません。
バージョンアップの作業も不要で、パソコンを買い替えた時もすんなり移行できます。
クラウド会計ツールには、freeeのほかにも、弥生会計、マネーフォワードクラウドがあります。
しかし、この後紹介しますが、freeeの自動経理の機能が魅力的すぎるので、私はfreeeを推します。
freeeでできること
まず、freeeには無料版、スタータープラン、スタンダードプラン、プレミアムプランがあります。
こじんであれば、スタータープラン、スタンダードプランをお勧めしますが、
freeeについて全く知らないという人のために、その機能について主なものをお話しします。
freeeの主な機能について
freeeについている機能について、ここでは主なもの3つを取り上げます。
- 銀行口座やクレジットカード等のデータを同期
- 自動仕訳
- 確定申告機能
順番に見ていきましょう。
銀行口座やクレジットカード等のデータを同期
freeeで使っている銀行口座、クレジットカード、電子マネーを登録すると、
銀行のお金の出し入れ、クレジットカード、電子マネー支払いの記録が全部freeeに取り込まれます。
amazonで書籍をクレジットカード払いしたら、自動的にfreeeにもそのデータがとりこまれるのです。
これをもとに仕訳をしていくので、画面で勘定項目を選んでポンポンとボタンを押していくだけで、日々の仕訳作業ができます。
(仕訳作業というのは、経費をジャンル別に分類する作業です。交通費とか、電気光熱費とかいうのがそのジャンルです。)
仕訳のジャンル分けも、freeeが推測して「これじゃないですか?」と候補を出してくれるので、あっていたらボタンを押していくだけで仕訳が完了します。
ただし、現金払いのものはレシートを撮影したりする作業があって、そこは手動になります。
対策としては、積極的にクレジットカード、電子マネーを使うことで、経費を記録するわずらわしさからどんどん解放されます。
これは無料版でも試せるるので、どれくらい便利か実際に確認してみるといいですよ。
自動仕訳
さっき書いた通り、銀行口座、クレジットカード、電子マネーについては、データが同期されます。
同期されたデータは、freeeが推測して「これじゃないですか?」と仕訳候補を出してくれるんですが、
さらに便利にする機能が用意されているのです。
それが、自動仕訳。
freeeを使っている人の中でも、freeeが「これじゃないですか?」と仕訳候補を出してくれるのを自動仕訳と勘違いしている人がいるようですが、自動仕訳の設定は本当に自動化で勝手に仕訳をしてくれるようになります。
たとえば家賃とか、何度も支払うものは、「これを支払ったら自動で「地代家賃」という仕訳で自動で仕訳してください」設定をするのです。そうすれば、もう来月から家賃の仕訳は一切いらなくなります。
これ、超絶便利です。
さっきも言ったように、freeeを使っている人でも知らない人がたまにいるんですが、本当にもったいない。
ぜひ使ってみてほしいです。
確定申告機能
freeeの確定申告機能も便利です。
マイナンバーカードが手元にあるのであれば、
パソコンかスマートフォンで確定申告が完了します。
(パソコンの場合は、マイナンバーカードの読み取り機が別途必要)
いまだに税務署では、確定申告の季節に行列ができていますが、
窓口ではなく、電子申告をするだけで所得税が安くなるので絶対に電子申告をお勧めします。
それから、feeeじゃなくてもe-taxという国税庁の無料ツールを使って電子申告ができますが、
普段からfreeeを使っていると、集計する手間が省けるので、freeeで確定申告すると、より簡単に確定申告を終わらせられます。
freeeの無料版でできること、できないこと
freeeは無料版ですぐに始められますが、無料版は以下のように機能が制限されています。
制限される内容
- 取引の閲覧・編集が一ヶ月分のみでそれ以上はできない
- 領収書のデータ取り込みが5枚までになっている
- 仕訳帳や元帳のCSV出力が10データのみまでしかできない
- 確定申告書や決算書が閲覧のみとなっていて提出はできない
あまり事業を一生懸命やっていない人は、無料版でもいいかな?と思ったんですが、無料版だと確定申告が提出できないので、結局のところ無料版は、お試し版としての役割です。
まず、無料版を使ってみて、自分でも使えそうかだったらスタータープランかスタンダードプランを使ってみるといいと思います。
freeeは経営分析もできる優れたツール
実はfreeeにはいろんな機能があり、経営を改善していくツールとして使うと、フリーランスでもお金を余らせるようにもっていけます。
その機能は次の記事で紹介します。
freeeのデメリット
内部的には仕訳を行いますが、画面表示は簿記の仕訳の形にはなっていません。
そのため簿記の仕訳の形で入力したい方にとっては、freeeは向いていません。
ただし、他のクラウドツールには自動仕訳の機能がないので、簿記形式の画面表示がないとしても、
私はfreeeを推します。
まずはfreeeの無料版を使ってみよう
6年間使い続けて、本当に助かっています。
無料で試せるので、ぜひ銀行口座やクレジットカードなどのデータを同期してみて、
その便利さを体験してみてください。
中級編はこちら